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今回のブログ担当は3班です。
今日の講義はいつにもましてすばらしいものだった。
まずは嵯峨山先生のヴァイオリン伴奏付きで竹内まりあの「人生の扉」の合唱をした。
その後ヴァイオリン演奏で、ヘンデル、モーツァルトやベートーベンのソナタなどを聞いた。
やはり言葉で語れないものと語る音楽のすばらしさを実感した。
平日(月曜)の午前中にプロの楽器演奏が聞けるなんて至福の一瞬である。
さあこれからかごの屋での懇親会に出掛けよう。
---------上田先生の講義録---------
 演奏家招致シリーズの第2回目、ヴァイオリニスト嵯峨山庸子先生においでいただきました。
今日も先ずは朝の歌「人生の扉」から・・・嵯峨山先生にヴァイオリンで旋律線を奏でてもらえた分、ダイナミックに歌えたと思います! 

次にヴァイオリン以前の重要な弦楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバの紹介を映画観賞にて行いました。
”ヴィオール”は16世紀~17世紀に最も栄え、バロック時代にはバイオリン属と共存していました。音質が柔らかく人間の声や息遣いを感じさせる”ヴィオール”は高貴な楽器とされ、声高に響くバイオリンの方はむしろ芸人の楽器とされていたのでした。 18世紀、市民層の台頭と共に音楽も王侯貴族の楽しみを超えて拡がりを見せる時代が訪れ、音楽の場は宮廷や貴族のサロンからより大きなコンサートの場に移行し始めます。楽器には繊細さだけでなく広い音域と音量が求められてヴィオール属は過去の楽器となり、ヴァイオリン属に脚光があたるようになったと思われます。
❡ 鑑賞映画「めぐり逢う朝Tous les matins du monde」(1991年フランス映画)
楽器の成長Ⅰ:弦楽器の発展-002縮小
舞台は17世紀フランス。ヴィオールの名手でありながら亡き妻と神のためにしか演奏しようとしないサント=コロンブと、 音楽を手段として宮廷での栄達を目指している弟子マラン・マレ。マレは師から破門を言い渡されるが、彼を愛するマドレーヌ(師の娘)は、父の演奏の秘術をひそかにマレに伝授する。しかしマレは彼女のもとを去り、子供は死産。傷ついた彼女は心を病んで自ら命を断つ。時が流れ、マレは師を訪ねる。年老いてはじめて可能となった心通う合奏・・・・・。名ヴィオール奏者ジョルディ・サヴァールの美しき音色が全編に流れるこの映画に、音楽には言葉を超えて通じあえるものがあることを感じていただけたのではないでしょうか。
 
めぐり逢う朝
マレ&マドレーヌ
 ♪ 「涙(哀惜の墓より)」 : 師コロンブが亡き妻の為に弾いた曲
 ♪ 「夢見る女」 : マレM.Maraix (1656-1728)が恋人の為に弾いた曲  


以降はヴァイオリンの生演奏です。
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❡ ヴァイオリン&ピアノ演奏(Vn嵯峨山庸子 P上田啓子)
  ♪ G.F.ヘンデル (1685-1759) ・・・・・ヴァイオリン・ソナタ  ニ長調 Op.1-13
♪ J.S.バッハ (1685-1750)・・・・・・・・ G線上のアリア BWV1068/2
 ヴァイオリンとオブリガードチェンバロの為のソナタNo.6 Ⅲ楽章Cantabile,ma un poco Adagio
♪ W.A.モーツァルト (1756-91)・・・ソナタ  ト長調 K301(1778)
  ♪ L.V.ベートーヴェン (1770-1827) ・・・ソナタ(「春」1801) ヘ長調 Op24 第Ⅰ楽章

  ♪ マスネ (1842-1912) ・・・・・・・・タイスの瞑想曲 (1894)
  ♪ モンティ(1868-1922) ・・・・・・・・チャルダッシュ
 
 ♪ エルガー (1857-1934)・・・・・・・愛の挨拶(1888)
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♪ ハイドン(1732-1809)・・・・・・・・セレナード(ホフシュテッター作曲と判明している)
☆「タイスの瞑想曲」 マスネ作曲のオペラ『タイス』(1894)第2幕第1場と第2場の間の間奏曲

 物語:4世紀末、ナイル河畔の僧院で修行する若き修道士アタナエルは、アレキサンドリアの美しき舞姫タイスに出会う。アタナエルは、刺激を求めて堕落してゆくタイスを回心させようと、神の教えを説く。ついに改心したタイスは修道院に入るが、アタナエルは逆にタイスに魅了されて恋に落ちる。タイスへの思いを断ち切れずアタナエルが修道院を訪ねるとタイスは瀕死の状態にあった。永遠の愛を誓うアタナエルに抱かれ、タイスは「天国の門は開かれ、天使たちが微笑みながら私を迎えてくれる」と歌い、天に召される。「タイスの瞑想曲」は、恋に落ちる前のアタナエルがタイスに改心を勧め、タイスを一人部屋に残して「あなたが悔い改めるのを私は扉の外で待っている」と告げた後の幕間に演奏される間奏曲。幕の向こうで、瞑想し葛藤しているであろうタイスを想像させてくれる名曲。


---------午後の親睦会、二次会の模様------
玉造のかごの屋で今クラス最初の親睦会を行いました。
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二次会は有志でカラオケです。
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☆☆☆ 一口レポートの抜粋  ☆☆☆

◆すばらしい演奏会でした。その時々にふさわしい映像と曲を選んで下さる先生の博識に敬服します。ありがとうございます。

◆ヴァイオリンの生演奏初めて聞いたがとても良かった。やはり生演奏は一味違いますね。

◆生演奏はすばらしい。ヘンデルのソナタ寝ている場合ではありません。何もかも忘れて.....

◆音楽と言語は同根ということ 目からウロコで十分納得できた。

◆今日はとても素敵な音楽を聴けてうれしかったです。先生のピアノもたっぷり聴かせて頂きうれしかったです。ありがとうございました。

◆真近でバイオリンとピアノを聴けて感動しました。二つの楽器の「かけあい」「息遣い」が心地よかったです。 

◆今日はとてもぜいたくな気分にひたれました。


< 上田先生から、丁寧な回答&コメントを頂きました。 >

◆先生の涙(でしたよね)すばらしい。
Ans. 涙の記憶はないのですが・・・歳のせいか、音楽にひきずられます。


◆生の演奏をきくのはとてもいい。もっと多くの人の生演奏をききたい(いろんな楽器)。
Ans. これから、クラリネット奏者、ピアニスト達、声楽家達、が来られます。お楽しみに。


◆音楽の本質 意味とは、、、、 It reminds me of my、、、
Ans. 果てしない拡がりを持つ問いだと思います。 私の思いはCommentにて後述。


Comment

お楽しみいただけたこと嬉しく、感謝! でも、ゲストとの時間を最も楽しんだのは私です。まさに”言葉を超えた”会話を楽しめるのですから。そして、私の中にずっと響いているのは映画「巡り合う朝」の最終場面、師コロンブとマラン・マレのディアローグ・・・演奏中もずっと私の中に流れていました。                          
「言葉で語れぬものを語るのが音楽・・・・・だから俗世のものではない・・・・・ 音楽は王のものではない・・・・・神のものでもない・・・・何故なら神は語られるから
 まことの音楽は耳には語らぬ・・・・・ 金に? 栄光に? 沈黙に?  沈黙は言葉の裏側でしかない ・・・・・ 愛に? 愛の悔恨に? 自棄に? 
 死者への贈り物? 言葉なき者へのささやかな慰め?   靴屋の椎の音を和らげるものに? 新たな命に?  世に出でることのなかった胎児たちに捧げる物と?」
ここで師は「死者を呼び起こすその曲を貴方に託したい」 と、心から教え子に自作を託したのでした。上田啓子
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コメント

こんな贅沢な時間を持つことができて、「音楽を楽しむ科」に出会えて本当に良かったと思います。1学期はあと1回で終り。2学期が始まるのが今から待ち遠しいです。
2018-07-25 12:53 | #- URL [ 編集 ]

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