FC2ブログ
今回のブログ担当は3班です。
お二人(上田啓子と京谷政樹両氏)のピアノ連弾はすばらしかった。ブラボー大分練習されたんでしょうね。お疲れ様でした。親子みたいで、イキがピッタリ合っていました。ピアノを始める動機のーっが演奏を聞いて(あるいは観て)というのが多いといつも思うのですが、仲々長続きしないですね。私もそのー人です。

-----------上田先生の講義録
・・・家庭で楽しまれたピアノ連弾・・・
  大阪音楽大学教育助手、チェンバリストとして活動されている京谷政樹氏をゲストに迎えま した。
P1000968縮小

❤本日の「人生の扉」、京谷先生は歌に参加、英語の部分がいつもより良く聴こえていて、日本語歌詞はもちろんノリが良くなったように感じていて、私は皆さんの歌声を楽しみながら伴奏を弾けました!

∮ 連弾の歴史
P1000978縮小
4手の為の鍵盤楽曲は、最古の記録として17世紀初頭まで遡ることが出来ますが、先ずは18世紀後半、モーツァルトと姉ナンネルの華麗な公開演奏により、成熟したピアノ曲として花開きます。そして19世紀にはブルジョアジーの台頭とピアノの普及により、耳慣れた曲を手軽に家庭で友達や先生と演奏出来るよう、多くの名曲がアレンジされ、ピアノ連弾は一躍流行の波に乗ります。楽器としてのピアノの発展も、オーケストラ的要素など音楽表現の高度な可能性を生みました。
今日は、モーツァルト、シューベルトの大作、ブラームス、ドヴォルザークの舞曲、そしてフランス近代に転じてG.フォーレの組曲を演奏しました。耳馴染みのある曲は少なかったかもしれませんが、1台のピアノを2人で4本の手で演奏する、”スリル”を伴う面白さを体験していただけたのではないでしょうか。
P1000980縮小
P1000984縮小

∮ 演奏曲目
第Ⅰ部(合奏の流行と共に)
W.A.モーツァルト (1756~1791)
「4手の為のピアノソナタ ハ長調 K.521」(1787)
F. シューベルト(1797-1828)
「幻想曲 D940 Op.103 」(1828)
第Ⅱ部
J.ブラームス (1833-1897)
音による対話2018-001縮小
「ハンガリア舞曲 Wo0.1」 (1869、1880)
    No.4 ヘ短調 No.5 嬰ヘ短調
音による対話2018-002縮小
 A. ドヴォルザーク(1841~1904) 
「スラヴ舞曲集 第Ⅱ集Op.72-2」(1886) ホ短調 Allegretto grazioso
音による対話2018-003縮小

G.フォーレ (1845~1924)
  「ドリー Op.56」
1.子守歌 (1893)
  2.ミ・ア・ウ(1894)
  3.ドリーの庭 (1895)
  4.キティー・ヴァルス (1896)
  5.優しさ(1896)
  6.スペインの踊り(1897)


-----------午後のコーラス練習の模様
練習前の準備運動
P1000992縮小
「今日の日はさようなら」を手話をつけて
P1000996縮小
「野間先生のご指導」

P1000999縮小



☆☆☆ 一口レポートの抜粋  ☆☆☆

◆ピアノへのタッチのちがう二人が一つの曲を弾く大変さを感じました。
◆上田先生は気持ち良さそうに、京谷先生は楽しそうに演奏されているのが印象的でした。
◆京谷先生はピアノが大好きなのですね。やさしい顔をされ幸福な心持ちで、廻りをも幸せになさるお顔をされておられました。こちらも幸せになりました。
◆お二人の息のあった演奏ブラボーです。ソロとまた違って重厚な迫力がありました。楽しそうに弾かれている姿がよかったです。
◆モーツァルトの曲は上品な社交ダンスを見ているような、シューベルトはオーケストラ。素晴らしい連弾に感動しました。二人の先生の音楽を楽しまれている様子が感じられました。
◆狭い鍵盤上を目まぐるしい早さで4本の手が交錯しながら、素晴らしい音楽が奏でられるのに感動しました。また、京谷先生が笑顔を絶やすことなく本当に楽しそうに演奏されている姿に、こちらまで楽しくなりました。



☆☆☆ 上田先生から丁寧な回答&コメントが ☆☆☆

◆ハンガリー舞曲、スラブ舞曲がピアノ連弾曲とは知りませんでした、確か展覧会の絵も元はピアノ曲でしたね
Ans.そうです。「展覧会の絵(ムソルグスキー作曲)」もピアノの為に書かれ、後にラヴェルのオーケストラ編曲で有名になります。作曲家はピアノを使って作曲し、当初からオーケストラや舞台をイメージして作曲、ピアノ譜に記すこと多いので、ピアノ譜であっても実はオーケストラは鳴っており、オーケストレーション(オーケストラの楽器に割り振る)だけで交響的作品になることが多い・・・という側面もあります。

◆作曲家には何故変人が多いのか?
Ans.作曲に限らず、美術、文学、舞台など、創作を生業とするには“桁外れ”な個性が必要・・・桁外れの生き方が“芸の肥やし”となる・・・など「フツウじゃいけない」みたいな世間的通念(偏見?)・・・はあったように思います。でも本当に生き残った創作家は、其の人なりに自分を律して創作活動を行い作品を残したので、私としては「作曲家=変人」という概念は持っていただきたくないです。少なくとも、作曲家に変人(超個性的な人)は多いかもしれないけど、変人が作曲家になれる訳じゃないから。


Comment.
御紹介し忘れておりましたが、京谷氏は繊細なタッチをお持ちのチェンバリストです。昨年から、ピアノにも活動範囲を広げていただきたくゲスト共演をお願いしております。年齢差は40年(親子どころじゃない!)ですが、音楽理論のクラス学生時代、卒業後の音楽学助手としてのチェンバロ関連の仕事の中で、10年近くお付き合いさせていただき、今、楽しく共演出来るようになって本当に嬉しいです。 ピアノ連弾は一見近付き易いけれど、実は緻密さが要求される、けっこうタフなアンサンブルです。でも、楽しさも難しさも、誰かと分かち合ってこそのアンサンブル。私も十分楽しい時を過ごしました! 長時間集中して聴いてくださり、本当にありがとうございました。   上田啓子


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | ホーム |