FC2ブログ
今回のブログ担当は4班です。

初めて戦前、戦後、今の日本歌曲を感動して聞くことができました。
敷居が高く敬遠していたジャンルでした。
観賞力のあるみなさんはさぞかしあっという間の2時間だったこととお思います。
Vo西垣俊朗さまが最初に「人生の扉」を私たちと一緒に歌われた時、私たちの歌声を褒めてくださった。が最後に全員で「涙そうそう」など歌った時はお褒めの言葉はなかった。
多分1年間を通して「人生の扉」を歌い続けてきた私たち一人一人は、この歌を自分のものにしていたからにちがいないと思いました。
10期生の目覚ましソングを「今の日本歌曲の一つ」として覚えておこうと思います。
これからも多くの人に愛され歌いつがれていくことでしょう。

-----------上田先生の講義録
本日は、西垣俊朗、大淵夕季先生をお招きして、P1010480縮小
日本歌曲の歴史を追うリサイタルの形式の講義、 戦前から戦中戦後までの懐かしい日本の歌、同じ詩に付された歌曲の聴き比べ、そして近年作曲され今まさに愛されている歌曲、まで幅広く歌っていただきました。P1010495縮小

❤今日もいつものように、オープニングは私達の「人生の扉」。
 「西垣先生と大淵先生の歌声に負けないように」と言いました所為か、これまでで一番の声が聴けたように感じ、私は楽しくピアノ伴奏を弾くことができました。 皆さんの“歌大好き!”感が伝わったようで、西垣先生は独唱予定だった曲も一部を「みなさんと御一緒に!」に変更され、楽しい時間になりました。

≪プログラム≫
テノール:西垣俊朗  ソプラノ:大淵夕季  P:上田 啓子
第Ⅰ部
∮滝 廉太郎(1879-1903) 日本歌曲の世界-001縮小      花(1900)     詩:竹島羽衣 ・・・・・・・・・・・・・・・大淵&西垣

∮山田耕筰(1886-1965) 日本歌曲の世界-002縮小
 からたちの花(1925) 詩:北原白秋 ・・・・・・・・・・・・・・・大淵
 鐘が鳴ります(1922) 詩:北原白秋 ・・・・・・・・・・・・・・・西垣    
 曼珠沙華(1922)   詩:北原白秋 ・・・・・・・・・・・・・・・大淵 
この道(1927)    詩:北原白秋 ・・・・・・・・・・・・・・・西垣
♥西垣先生の「みなさん、どうぞ御一緒に」 に誘われ、「この道」は皆で歌いました。

∮平井康三郎(1910-2002) 日本歌曲の世界-003縮小 平城山(1935)  詩: 北見志保子  ・・・・・・・・・・・・・・・西垣

∮橋本国彦(1904-1949) 日本歌曲の世界-004縮小  お菓子と娘(1928) 詩:西條八十 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・大淵    
富士山みたら(1929)  詩:久保田 宵二 ・・・・・・・・・・・・・・・西垣   

∮ 同じ詩に付された歌曲の聴き比べ
「さくら横ちょう(詩:加藤周一)」
  中田喜直(1923-2000)  (1950 「“マチネ・ポエティク”による四つの歌曲」より)  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・西垣  日本歌曲の世界-005縮小
                                  
  別宮貞雄(1922~2012) (1951歌曲集「二つのロンデル」より) ・・・・・・・・・・・・・・・大淵日本歌曲の世界縮小 

「かなしくなったときは( 詩:寺山修司) 」  
大中 恩(1924~) when I become sad  ・・・・・・・・・・・・・・・・西垣
日本歌曲の世界-006縮小  中田喜直(1923-2000) when I feel sad (1964歌曲集「木の匙」の第10曲) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・大淵

第Ⅱ部
∮小林秀雄(1931-)日本歌曲の世界-007縮小 落葉松            詩:野上 彰 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・西垣
  ♥この曲では突然、西垣先生の「皆さんどうぞ御一緒に」が入り、全員とはゆかなかったです
   が歌えた方もおられました。先生の豊かな歌唱と一緒はチョッピリ難しかったかも。

 すてきな春に      詩:峰 陽  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・大淵  

∮武満 徹(1930-1996)日本歌曲の世界-008縮小
 死んだ男の残したものは(1965) 詩:谷川俊太郎 ・・・・・・・・・西垣 

小さな空(1963) 詞:武満徹  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・大淵

∮木下牧子(1956~)
竹とんぼに              詩:岸田衿子・・・・・・・・・・・・・・・・・・大淵

∮小椋 佳(1944~)
シクラメンのかおり(1975)     詩:小椋 佳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・西垣
♥この曲、先生は遠慮されてカット予定だったのですが、是非聴きたくて、無理やりアンコール
   として歌っていただきました。 
★最後に、もう一度皆の歌の時間。西垣先生と大渕先生の歌唱指導で、皆で歌いました!
     ∮涙そうそう (1998)  作詞:森山良子(1948~) 作曲:BEGIN P1010504縮小

2回練習後、先生に「はい、では録音!」と告げられた3回目の歌唱は本当に力強く、情感が広がって素敵でした! 両先生には勿論、私達にも拍手!




☆☆☆ 一口レポートの抜粋 ☆☆☆

◆クラシックはすばらしい! しかし日本人なんだなあー、今日の日本の歌じーんと来た!すばらしい歌声とピアノでしたね。

◆本日の講義は 今までの中でベスト3に入る充実した内容で満足しました。

◆西垣、大淵先生の素晴らしい歌声に、上田先生の絶妙なピアノ演奏が合わさって、日本の歌曲の魅力を堪能しました。

◆やはりLIVEは良い。その上、日本の歌曲はすばらしい。シクラメンの香りはBRAVO!

◆以前にゲストで来ていただいて、声を聞かせていただいた時にとてもすばらしい時間を持てたので、今日はとても楽しかった。

◆日本歌曲、伴奏付きで聞くなんて数十年ぶりです。至福の時でした。ありがとうございます。

◆「曼珠沙華」感動して涙が出そうになりました。息子が小さい時「彼岸花」はお墓の花だねと言っていたのを思い出しました。



☆☆☆ 上田先生から丁寧な回答&コメントが ☆☆☆


◆明治維新から西洋文化文明を導入して、音楽の分野では大正昭和初期にやっとそのレベルに達した
「花」は記念碑か。
Ans. 「花」は瀧廉太郎によって作曲された歌曲、1900年11月1日付けで共益商社出版から刊行された歌曲集(組歌)『四季』の第1曲。初版の序文で瀧廉太郎は、「(当時作られていた)日本の歌曲は教育用の学校唱歌ばかりで質の高いものが少ないため、微力ながら日本語の歌詞に作曲した曲を世に出すことによって日本歌曲の発展に寄与したい」という趣旨の発言を残している、とのことから記念碑的作品と言えるでしょう。


Comment.

今日は演奏家招致シリーズの最終日、私達の心に最もダイレクトに触れてくる選りすぐりの日本歌曲を西垣俊朗先生、大淵夕季先生に歌っていただきました。伴奏ピアノを弾いていて幸せに感じること、アンサンブルそのものが楽しく幸せなのですが、もう一つ感じることは、毎年同じ曲を歌っていても、年ごとに、歌唱がどんどん深まってゆくことです。若い大嶋先生、大淵先生はもちろんのこと、若いとは言えない西垣先生、そして私も、毎年少しづつでも歌のもつ心の襞に分け入りたくて努力を重ねており、それがお互いに響き合う瞬間が、最高に幸せです。今後もずっと続けたいと心から思いました。
そして、こうした素敵な時間は受講皆さんの熱い音楽への思いがあってこそ生まれたのだと思います。最初の「人生の扉」、途中で西垣先生に促されて一緒に歌った「この道」、最後の「涙 そうそう」、素晴らしい歌唱でした! 上田啓子










スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | ホーム |